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- ミライノミラノ -

企業30年説とサターンリターン

突然ですが、皆さんは「企業30年説」というのをご存知でしょうか。
これって人間の29.5歳で迎える「サターンリターン」と同じなんです。
サターンリターンとは??の前に

企業30年説の解説ですが、企業には寿命があり
明治時代から創業100年に及ぶ上位100社であっても
繁栄を謳歌できる期間はわずか30年にすぎない。という説です。

しかしなぜ30年なんでしょう??

これは、まず技術革新などでビジネスモデルが古くなるため
モデル転換できないと時代についていけず、取り残されて寿命が尽きる。
というのもあれば、一つの(あるいは少数の)事業に固執し
環境の変化に適応できないと衰退し、没落していく。。。
言っていることは同じですね。

つまり どんなに歴史のある名門や大企業であっても
時代や環境の変化に適応し進化し続けていかなければ生き残ることはできない。
そのままの姿で通用するのは、わずか30年ですよ。という理論です。
もちろんここで状況を察知し、新たな成長分野へと潔く乗り換えて
常に勢いのある事業を主軸に据えて、変化できる会社は永続します。

同じ事業内容を100年も続けることは素晴らしいのですが
ここで変にこだわりすぎて周りが見えなくなった途端、息絶えるのです。
時代の移り変わりとともに新たな事業にシフトし直すことが生死の分かれ目ですね。

このように、30年というのがひとつの節目となって
このタイミングで「変身」「変容」しなければ命取りとなる。というのは
過去のデータが証明しています。
これは人間にも同じことが当てはまります。

占星術の世界におけるビッグイベントといえば いくつかありますが
必ず大きな転機となるのが「サターンリターン」というイベントです。

どんなものかというと、あなたがこの世にオギャアと生まれた瞬間、
太陽系の惑星の一つである「土星(Saturn)」=サターンが位置していた場所に
29・5年かけて黄道12星座を一周してきた土星が戻ってくる。
土星回帰と呼ばれるもので、これがまさに企業でいう30年説の見直し期間になるのです。

人は大体、7年に1度人生の危機に直面する。と言われていますが
実はこの土星が引き起こしていると占星術家のあいだでは常識になっています。
7年後に、出生図の土星と現在運行中の土星が90度の緊張角を形成するとき
乗り越えなくてはならない試練がやってきます。

まず7,8歳。小学校上がったあたり~小学校2年生くらいまでです。
ここで初めて見ず知らずのたくさんの他人と過ごす経験をします。
そして14歳~15歳。思春期ど真ん中ですね。中途半端で難しい年頃にも悩みます。
で、21歳~22歳。大学を出て最初に社会に出るあたりです。
ここも学生から社会人というギャップに苦しみます。

これは星の気まぐれや意地悪ではなく、その人の成長を促すために必要な試練。
困難に直面した時の立ち向かい方や乗り越え方を試されるのです。
ここで逃げずに受け入れると、人としての器がぐっと大きく広がります。

そして 仕上げは29歳~30歳。ここがドンピシャのサターンリターンです。
サターンリターンの時期には「今までと同じやり方では通用しない」
という経験をすることが多いのではないでしょうか。
次のステップに進む前に、あらたなステージを作る必要があるのです。
この土星回帰によって、今後の人生の枠組みを設計し直さなければならないのですが
自分の人生の限界を知ってしまうことにもつながります。

だからこそ!!!ここで方向転換を余儀なくされる人もいるのです。
29歳~30歳というと、男性も女性も一つのターニングポイントになりやすいですね。
男性ならそろそろ結婚を意識して男としての責任が重くのしかかってくるでしょうし
仕事で大きなポジションを与えられる時期かもしれません。

女性でも晩婚化が進んでこの頃結婚を考える方もいれば、出産をする方も多いでしょう。
母になったことにより、親としての自覚と責任が芽生えるのもこの頃ですし
仕事と結婚、あるいは仕事と子育てとのバランスで悩む人も増えます。
となると、これからの仕事の方向性とか生活スタイル、そして
結婚や出産といった家庭人としての部分で、人生をもう一度考え直す必要があります。

結婚も出産も仕事も全く関係なく過ごしてしまった人は、体に出てしまって
大病を患ったり、あるいは身内の不幸などで精神的に大きな傷を負ったり。。。
何らかの形でこれまでと違ったやり方を求められるため
自分が変わらざるを得ない状況になります。
人も企業と一緒なんですね。

皆さんの中に、もうすぐ29歳を迎えられる方がおられたら
ぜひ一度ホロスコープを見てもらってください。
29.5年に一度の大イベント、サターンリターンを
どこでどんな風に迎えるか?で今後30年間続く課題が見えてきます。

次のサターンリターンは58歳~59歳ですから、定年退職する間際ですね。
それまで働き盛りの30年間、どこをどんな風に頑張ればよいのか
知っておけば成長ポイントが見えてきます。

過去の栄光パターンにしがみついて変化を拒んだ企業の寿命は30年ですが、
人間はそうはいきませんよね!
環境に適応して生き残っていくためにも、自身の変容が大切です。
悩み多き29歳の男女の皆さま、これからの人生設計をアルケミストで一緒に考えましょう!

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