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- ミライノミラノ -

ルーティンの大切さ

もう8月ですねー。8月もあっという間の予感。

今日は水星逆行終了でしし座の新月ということで、

ひずみや「あれっ?」ってことが起こりやすくなってくる数日間。

水星は逆行真っ最中よりも、ステイション(留)といって

逆行⇒順行へ、または順行⇒逆行へ、といったように

エネルギーが逆回転する直前がいちばん混乱が起きやすいのです。

プチしし座祭りということもあり、儀式的な型にはまったルーティンで

高揚感をキープしつつ、水星ステイションでケアレスミスをしないためにも

私が普段仕事で心掛けていること、コツみたいなものをご紹介します。

私はいつも原宿塔里木(タリム)という占い館にいるのですが

鑑定に入る前のルーティンがありまして、短いコースだろうが長いコースだろうが

必ずやること&喋ること(語り出し)があります。

これをやると「いつもの自分」に設定できて、いつも通りの鑑定ができます。

そして、心が落ち着くのと同時に自分のペースに持っていける。んですね。

お客様は当然、占いの結果がどう出るかドキドキされているでしょうけど、

こちら側も緊張していたりします。

でも、落ち着いてニュートラルな気持ちでカードをシャッフルしたり、ホロスコープを分析したり。

いつもの自分のペースで出来ないと、信じられないようなポカするんです。

初めから「タロットで見てください」などと占術を指定してくるお客様もいらっしゃいますが、

そうでない限り、私はまずどんなケースでもその方の出生図を出します。

ホロスコープから、その方の基本的な傾向や今の運気の状態を見させていただいて、

そこから本題に入っていく感じです。

語りだしも大体一緒です。まず太陽と月を見て、あとは目立つところをピックアップ。

ざざっとこんな性格では?とかこんな恋愛傾向では?というと、

大体つかみはOKで、ここで多少当たっていれば一気に話がしやすくなります。

当たっていると、心を開いてもらえるというか信頼関係が構築できるんですよね。

まずはその方の出生図、そして相性であれば相手の出生図と

二人のチャートを重ねてシナストリーを見て、相性について言及。

で、それぞれの三重円を出して(プログレス、トランジット)

今の状態と運気を見させていただきます。

これが、ホロスコープ鑑定の流れ。

で、次にタロット。タロットもルーティンがありまして

クライアントさんの話を聞きながらカードをシャッフルします。

この時は何も考えず、ただお話を聞いて、質問したり。

「彼と付き合ってどれくらいですか?」とか「いつ頃知り合ったのですか?」とか。

カードをシャッフルしたら、左手でスリーカットします。

これも話をしながら or 聞きながら。私がやる場合は左手です。

以前は左手にこだわっていて、クライアントさんにカットしていただく際にも左手で、と指定していました。

なぜなら左手は深層心理や右脳(直感、想像力)につながっているので

思考(左脳)や意識的なものが邪魔をしないので左手で、と習いましたが

以前、鑑定の時にいつも通り「左手でお願いします」と言ったら

その方が左手が不自由な方だったんですよね・・・

最初、それに気が付かなくて後からなんて無神経なことを言ったのだろうと激しく後悔したので

それ以来、クライアントさんに対しては「できれば利き手でない方の手で無意識に」

とお願いするようにしています。無理な場合は(利き手で)結構ですよ、とも添えて。

とまあそんな風にカードを無作為に3つに分けて、テキトーな順番で1つの山に戻す。

そうしてまとめたカードをクライアントさんの前に出して、次のように言います。

「ではカードの上に両手を重ねて置いて、心の中で結構ですから〇〇と尋ねたいことを念じて、いいと思うところで半分に分けてください」

先ほど目の前でカードを3つに分けているところを実演しているので、たいていの方は理解してくださいます。

半分に分けて頂いたら、上の山と下半分の山を上下入れ替えて1つに戻し、

左手で左側が下に来るように自分の手前に持ってきます。

これで正逆の位置が決まります。

詳しい理由とか根拠はどうでもよく、とにかくその手順でやることを大事にします。

ルーティンが少しでも狂うと、動揺するし調子狂うんですよ。

なのでクセ付けですね。無意識に一連の作業が出来るようにやります。

ここで大事なのが、自分のペースを守ること。

たまにお客様の方が占い慣れしてて、よその先生でされていたことをそのままやる方がいらっしゃいます。

あ、これ私が混ぜるんですよね?とか3つにカッとすればいいんですか?とか

気を遣って先に言ってこられる方がいらっしゃいますが、ケースバイケースですが

できれば!!!こちらのペースとやり方を崩さないでいただきたい。

これお客様に戒めで申し上げているのではなく、占い師側の方にそう伝えたい。

あまりにも相手のペース主体でやってしまうと、”場”をコントロールできなくなります。

するとそこが自分の場ではないので、クライアントさんに「乗っ取られる」のです。

エネルギー的にも。

すると、出てきたカードの答えがクライアントさんの都合の良いようになりがちです。

中立の答えではないのです。

まるで白雪姫の、「鏡よ鏡、世界で一番美しいのはだあれ?」

と問いかける魔女と、お約束のようにあなた様です。と答えるかのように。

本来タロットカードはただの道具でしかなく、ただの紙に印刷されたものでしかないのですが

それでも神秘的な力があるとすれば、カードとつながるプロセスを経てからでないと

上の世界=神なる領域ともいえるし、潜在意識の下でつながっている

集合無意識という人類のクラウドにアクセスすることが難しい。

と言われているため、まずはカードと信頼関係を構築することが大切。

とも習いましたので、上といったんつながってからでないと

いきなりカードを引くとカードに自分の願望が反映される。

とも聞いたので、その辺のことはまた長くなるので省略。

で、場をクライアントさんに支配されないようにするって大事で、

自分のペースを保ち、平常心とミスのないリーディングのために

占い慣れされている方であっても、こちらの指示に従っていただくよう促しております。

これが出来るだけで随分違いますよ!!

私がエライとかではなく、私が仲介役となって

上なるもの、あるいは神なる存在、または集合無意識にアクセスする許可を得て通行する。

そしてそこから叡智をダウンロードしてくる。

その橋渡し役となっているだけです。橋渡し慣れしているだけ、とも言えます。

喩えるなら、毎日のように社員通用口を通っていれば警備員さんの前も顔パスですが

滅多に出入りしない人であれば、一応入館証をもらって名簿に名前と時間を書く、みたいな。

もちろん中には入れますが、複雑で迷路のようなバックヤードは

中々思うところに辿り着けない。けど行き慣れていれば迷わない。

そんなイメージを持っています。

とりあえずグダグダ書きましたが、「いつもの自分ではない状況」

だとテンパってしまって正しいリーディングに支障が出やすいのです。

どんな状況であれやるのがプロでしょう!という意見もおありでしょうが

出来れば!!自分の場を持つ。その空間を支配する。という意識を持ってください。

やはりホームとアウェイではパフォーマンスに違いが出ます。

阪神タイガースはやはり甲子園で試合するのが一番です。それと同じ。

冒頭でしし座新月の話が出ましたが、しし座は不動サイン。

しかも火の不動ですから、火は高揚感、情熱、創造性などを表します。

場をクリエイトする。(創造性)

不動なので儀式的に同じことを繰り返すことにより、高揚する。

一連の所作を通じて無意識的にいつもの状態へとリセットし、

儀式の終盤にはあの高揚感を取り戻す。そしてセッションに入る。

これ、大事!!!!!

特に不動サイン(しし座、さそり座、みずがめ座、おうし座)に太陽や月がある方は

不動のルーティンを意識し、常に場を整え、自分のフィールドを創造することを意識すると良いと思います。

私も仕事ではあまりあちこちのイベントや館に顔を出しません。

基本、原宿占い館・塔里木(タリム)か自宅サロンでしかしません。

緊張しやすい人は、この場を支配するというのを心掛けると良いかもしれませんね。

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