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- ミライノミラノ -

仕事には水星を使う

20日、太陽がふたご座へ移動し22日には水星も順行に戻りました。

これまでなかなか進展しなかったこと、特に仕事やコミュニケーション面での停滞が

急に加速付いて物事が動き出すかもしれませんね。

私もまさに、自分の出来事で実感しています。

以前仕事で打ち合わせした案件がその後まったく音沙汰なくなり、

どうなのかな~このまま流れてしまうのかしら・・・なーんて思っていたら

急に先方から連絡が来て、いろいろ検証しないといけない事があったので連絡が遅くなったと

まず謝罪から始まって、すぐに話が進みました。

逆に え、そんなことまで検証して話を進めて考えてくださっていたのですね。

といった感じで、決して誠意のない音沙汰なしではなかったことが分かりました。

これがまとまったらあらたな展開を発表できるかと思います。

さて、占星術では仕事は水星を重要視します。

歳差運動によって私たちの目には現在、水星はおひつじ座にあるように見えますが、

占星術的にはおうし座にあります。

もちろん職種によっては月や火星、金星、土星など他の天体が主役になることもありますが

基本的には仕事能力は水星にあらわれます。

水星が支配星であるふたご座に太陽が入り、水星もようやく元の調子に戻ることから

今日は職業について占星術的に考察するポイントを簡単にお伝えします。

まず、なぜ水星を重要視するかというと 水星は訓練できる天体だからです。

月は自動操縦なので訓練がききませんし、金星はあまり訓練とかしんどいことは続かない。

太陽は目的。火星はエネルギー。

社会へ自分の能力を打ち出す力なのでパワーの強さもですが、ベクトルの方向が大事です。

木星以遠は個人を越えて社会的な意味合いを含めてくるので外します。

で、水星は実務能力と深い関係があるので水星のコンディションで

その人が元々持っている仕事能力が分かります。

まず水星が本来の座(ディグニティー)であるふたご座とおとめ座にある人は

何をやってもソツなくこなせます。つまりどんな仕事でもOK。

そしてイグザルテーションという高揚する位置であるみずがめ座にあると

とても頭の回転が速く、特にコンピューターや科学技術方面での活躍が見込めます。

・・・と、ここまでは典型的なパターンというおはなし。

これ以外のサインにあったとしてもがっかりする必要はありませんよ。

水星がしし座でも、やぎ座でもうお座でも実力を発揮しやすい分野があります。

また、良い配置にあったとしても他の天体とのアスペクトによって出方に差がありますしね。

でも水星自体が主役というか人生の中で大きなウェイトを占める人はまた減ります。

あくまでも人生の目的は太陽なので、それを実現するための手段に過ぎないのが水星です。

例えていうなら、水星は英語のようなもの。

あなたがもしホテルマンなら、あなたの仕事はあくまでも接客。

そのためのツールとして英語が必要なだけで、本来の目的が英語を話すこととは違います。

中学校の英語の先生でも同じです。英語はツールの1つであって本来の目的は教育。

英語のための英語を勉強する人は、せいぜい大学の英文学の教授とか、研究者でしょう。

そういう意味で、水星というツールを使って何をするか?

本来の目的はなんなのか、本当にやりたいことは何なのかを定める方が大切です。

水星のための水星の使い方をすると、範囲が限定されてある意味つまらなくなります。

情報処理能力としては有能かもしれませんが、ただこなすだけになりがち。

意志(=目的)が無ければまるでマシーンです。

太陽の意図をくみ取って動くのが水星の役割り。

だからこそ太陽のメッセンジャーと呼ばれるゆえんです。

水星は自ら意図しませんし、意志を持たない。と言われています。

あくまでも太陽が中心ですよ~

ここでよく質問されるのが、MCと太陽とどちらを人生の目的と見るのですか?というもの。

これはですね、どちらも大切なんですけど

両方をブレンドするとよいのです。アロマセラピーの精油のように。

どっちかに決めるのではなく、ブレンドする。

そうするとよりオリジナリティーに近づけるでしょう。

太陽とMCが90度の葛藤アスペクトであっても、必ず両者の共通項と言いますか

落としどころはあるはずなので探しましょう。

葛藤アスペクトとは、たとえば太陽がうお座でMCがいて座とか、

太陽がしし座でMCがさそり座とか。

お互い相容れない性質同士がぶつかり、ほんの僅かな隙間のような唯一の吐け口(共通項)に

圧縮されたエネルギーがドドドーーっと注がれた時、ものすごい勢いとなります。

その隙間を見つける作業が人よりちょっと大変かもしれませんが。

太陽とMCをうまくブレンドして、目指すべき方向性を定めましょうね。

そして定めた目標に近づくための道具として水星を使いましょう。

金星とか月はあまり仕事には使わない方が良いです。

特に女性は逃げ場がなくなりますよ。

プライベート(月)や楽しみごと(金星)は大事に取っておきましょう。

そういう意味では水星というのは最後の砦かもしれませんね。

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