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- ミライノミラノ -

月のサインを推測する方法

昨日は母の73歳の誕生日でした。三女の私を31歳の時に産んでくれました。

3人目だからお産もとても余裕があって、私を産むときの状況をよく覚えていて

その時のことをよく話してくれたので、母子手帳ももちろんちゃんと残っていますけど

母の思い出話だけでも私が晩ご飯以降に生まれたというのがちゃんと証明されています。

私の生まれた日は、月がほぼうお座にある日だったので

生まれた時間が不明なら、私は月うお座と仮定されたまま生きていくことになります。

時間不明の人のホロスコープは、お昼12時で出すことになっています。

実際の私の月の位置は、おひつじ座1度なのでホントにギリギリ、うお座からポン!と

おひつじ座に入った瞬間に生まれたのでした。

母の記憶も定かではなく、母子手帳すら紛失して生まれた時間が全然分からなかったら

私の月はうお座だ。きっとうお座なんだ。という思い込みに洗脳されて、

うお座っぽい性格になっていたかもしれません。

人って不思議なもので、そうだと思い込むと実際にそうなっていきます。

もしそうなっていたら、私の中の海王星が発動し(うお座の支配星なので)

ゆる~くオーブを形成していたいて座の海王星と、おひつじ座の月と金星が

120度のトラインを取ろうとして無理やりコンタクトを取ってきたのかもしれません。

実際には月&金星と海王星は、トラインと見なされる許容角度は

オーバーしているのでトラインではないのですが、月がうお座なんだ、と

思い込むことによって無理やりこじつけようとします。

でも私の幼少時の頃の話を聞くと、どう考えても月おひつじ座でしょう。と

推測せざるを得ない。とにかく落ち着きのない子供だったらしいので。(笑)

さて、その話は長くなるので別の機会にし、母のお話しへ戻ります。

母は当然昔の人間ですし、祖母(母にとっては母)も亡くなっているので

今さら生まれた時間なんて調べることはできないのですが

正午12時で設定すると月がしし座なんです。

でももし母が朝方とか、日付が変わってすぐの夜中2時3時とかの生まれなら

月はかに座になってしまいます。

そうなると、推測するしかないのです。

月がかに座にある時と、しし座にある時とではどういう風に違ってくるか?

かに座は母性的、どちらかというと庶民派感覚。

しし座は派手、ドラマティック、王様女王様願望が強い。

全然違いますよね。でも、たまたま他の天体、たとえば水星とか金星とか

個人天体も似たような場所に集まっていたら、判断が付きにくくなります。

実際、母の出生図は金星と木星がかに座の終わりでコンジャンクションしている。

そしてしし座の冥王星世代なので、かに座の終わり~しし座の始めにかけて

天体がダンゴ状に固まっているのです。一か所にグチャーっと集中している。

これを専門用語で「ステリウム」というのですが

そうなると、かに座の性質も強められているし

しし座の性質もなかなか強いしでどちらも特徴がハッキリ出ていて、決められない。

私が出生時間が不明の方のホロスコープを読むときにいちばん苦労する点がここです。

でも、とあるテクニックを使うと簡単に推測できたりもします。

それは、相手の無意識の反応を見逃さないこと。

月は本能的な部分を表すので、一瞬の出来事に対してのリアクションがコントロール不能です。

そのあと、慌てて金星とかMCとか太陽が出てきて大人の対応を取り繕うかもしれませんが

月はごまかしがききません。無意識の自分ですから。

そこで私は、母に誕生日プレゼントを贈りました。

母の好きそうな洋服を4,5着。大阪は繊維の街だから、服の卸問屋があって安いのよ。

と母を安心させて。(実際、店頭で買うよりも安かったのですが)

で、今朝 母からプレゼントが届いたと喜びのLINEが来ました。

73歳の高齢ですが、ふたご座なのでスマートフォンも使うしLINEもできるのです♪

で、

「洋服ありがとう~どれも私の好きそうなのばかりで。特にピンクと黒の洋服が好きです。」

といって写メを送ってきたのが

いかにも大阪のオバチャン!的な(笑)ピンクと黒のヒョウ柄Tシャツ。

これがいちばんお気に召したようです。

そこで私は確信しました。母の月はしし座に違いない。と。

他にもかに座っぽい、アイボリーのレースのカットソーとかも送っているんですが

いちばん食いつきがよかったのが派手なTシャツ。

あとから「紺色のあれもいいわ、ボーダーのあれも好みだわ」と言い出すかもしれませんが

やはり最初のリアクションというのが重要です。

こうして私の中での判定は、月しし座ということになりました。

これは一つの方法であって、これですべてが分かるわけではありませんし

本当の母の出生時間なんて誰にも分からないし、確かめる方法はないのですが

無意識の感情的な反応を見る。というのでこういった手法を使ってみるのも

実際の人物を目の前にして観察してみる。ということにつながります。

必ずしもデータ通り、図面通りというのではない。

逆に、母子手帳に書いてある時間だって本当に正しいかどうかは分からないのです。

お医者さんやお産婆さんが、あまりの難産で大変で、つい時計を見るのを忘れて

30分くらい経ってからカルテに記入したかもしれないし

最近の子に多いらしいのですが出産予定日が日曜日だったりすると

お医者さんが日曜日は休みたい。ゴルフの予定が入っているから、

できるだけ前倒しで平日の昼間に産ませておこう。と

勝手にコントロールして陣痛促進剤を投与したりして

日曜日に出勤しなくても済むようにしている場合もある。と聞いたことがあります。

あるいは、夜中はしんどいなあ。徹夜でお産に立ち会うなんて嫌だから

明日の昼頃生まれてくるようにしよう。なんていうのもあるかもしれません。

あと、私の一番上の姉が「丙午(ひのえうま)」の生まれなのですが

丙午というと、かの有名な阿部定事件の阿部定とか、八百屋お七とか、

ちょっとじゃじゃ馬的な気性の激しい女性が起こした事件が有名すぎて

丙午の女の子は忌み嫌われる傾向にありました。

なので、姉の高校は共学だったのですがクラスには男子ばかりだった。

と極端に女子が少なかったという話をしていました。

このように、親の都合とかいろんなものでねじ曲げられて

本来の魂的には出生時間や誕生日が別の日時であったにもかかわらず

人間によって人工的にコントロールされていると、なんか違う。となります。

もし自分の出生時間や日にちが、周りにとって都合が良すぎるとか

どうも不自然だな。と感じている人は、ちょっと疑った方がいいかもしれませんね。

母の時代だと、特に田舎の方だと12月末に生まれた子たちはみーんな

縁起がいいからと勝手に1月1日生まれにされていたり。なんてことがよくあります。

古い時代で田舎過ぎても、逆に時代が進んで医療が最先端になり過ぎても

こうしたねつ造が起こってきますので、私たち占星術家は困ってしまいます。

できれば自然にこの世に誕生してきたいですね。

あと他に推測する方法としては、母親や父親の出生図と重ね合わせてみたり

生まれた場所にもっとも近い港の満潮・干潮時を調べてみたり

外堀から埋めていくやり方もありますので、それはまた講座などでお伝えします。

自分の正確な出生時間が分からない方は、自分にとって都合のよい時間を

思い込んでいたら本当にだんだんそうなりますから、強く念じてくださいね。(笑)

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