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- ミライノミラノ -

【メルマガ】さそり座満月&モティーフとアトリビュート

トピックス
(1)重要な星の動き・さそり座満月
(2)タロットプチコラム・モティーフとアトリビュート
(3)編集後記・卒業研究に着手しました

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こんにちは。香りと星のコンシェルジュ、橘ミラノです。

5月6日(土)2:33 a.m.頃、さそり座15度で満月です。
満月のサビアンシンボルは「5つの砂山の周りで遊ぶ子供たち」

不動サインの15度は、そのエレメンツのピークをあらわす、と習いました。
さそり座15度なら、水の元素のピーク。
太陽のあるおうし座15度は、土の元素のピーク。
同様に、しし座15度は火のピーク、みずがめ座15度は風のピーク。

満月のあるさそり座なので、水の「くっつく」力を最大限に押し出します。
言い換えれば、人心掌握術。
人の心理を熟知し、相手を操ることで自分のパワーへと変えていきます。

満月は8ハウス、アセンダントはうお座で海王星が乗っかっています。
そしてもう一つの支配背でもある木星も1ハウス。
なんとも怪しげで、ウエサク祭の満月にふさわしいですね。

今月は星の動きが激しい、と前回もお伝えしましたが
逆行中の水星は、15日(月)に順行へ戻り、17日(水)には木星がおうし座イングレス!

21日(日)は火星がしし座へ入り、みずがめ座の冥王星とオポジションの緊張角。
そして太陽はふたご座へと移動します。

ハードアスペクトと惑星移動が絡み、激動の予感。
なんだかせわしない5月、6月になりそうです。

さそり座には隠れたものを暴く力があり、木星も公に晒しだす天体なので
都合の悪い真実が表沙汰になることが多くなりそう。

また、おうし座‐さそり座軸は金融とも深く関連します。
アメリカの銀行が経営破綻し、アメリカという国までも怪しくなってきました。

さらには2ハウス‐8ハウス軸で起こる満月、しかも半影月蝕なので
お金に関することで重大な動きが起こるかもしれません。
その影響は大きく、長期に及ぶでしょう。

満月明けの8日(月)には、新型コロナが5類に移行します。
その変化に伴い、様々な対応がなされる中で、コロナ関連の補助金の不正受給など、
隠蔽してきた事実が明るみになることもあるかもしれません。

私たちの生活でいうと、満月のさそり座ルーラーである火星は
アセンダントにあるうお座海王星とトラインなので、
親しい人との気持ちの一体感が増しそうです。

好きな人と過去の傷や不安だったことを語らい、悩みを打ち明けることで連帯感が生まれ、
お互いを支え合おうといった気持ちになるでしょう。

あの時辛かったね、とか、今後どうなるか不安、といったことも
話し合えたら、自分だけではないんだ、と痛みを分かち合えます。

1人じゃない。と思えるようなつながりが感じられる満月です。





*タロットプチコラム ~モティーフとアトリビュート


東京・六本木にある国立新美術館にて「ルーヴル美術館展 愛を描く」
が開催中です。
私は既に2回行きました。

こういう絵画を見ていると、いかに西洋文化が文字ではなく絵で伝えるものだと
思い知らされます。

絵の中に、様々なモティーフやアトリビュート(持ち物で人物が特定される。持物。)
が隠されて、それが何を意味するのか、誰を示すのかを読み解くのです。
絵画の中に「匂わせる」ってやつです。

これ、タロットと一緒です!

タロットカードの中には、西洋絵画と同じ手法で隠喩を込めたモティーフや
アトリビュートが描かれています。

たとえば、8.正義のカードには必ず目隠しをした女神が、天秤と剣を持っていますよね。
(ウェイト版の正義の女神は目隠しをしていませんが)
これでタイトルやキャプション(解説文)が無くても、描かれているのが正義の女神だと
分かるのです。

元々私が芸大に入学したのも、これを深く学ぶためでした。
これを「図像学」といいます。特に西洋美術史では図像学と図像解釈学という
2つの学問にジャンルが分かれています。

タロットリーディングも、図像解釈学のようなもの。
図像学は、このモティーフが何を指しているのか?を研究し、特定する学問ですが
タロットではすでにネタバレと言いますか、意味が決まっています。

ただ、その意味があらわす範囲が広すぎるので、迷うのですよね。
少なすぎても限定的になるし、多すぎてもどれを解釈として採用するのか分かりません。

そこで決め手となるのが、第2、第3のモティーフ。
これでもかこれでもかというばかりに、似たような意味を持つモティーフが
しつこく描かれています。

これは、タロットを展開した時も同じなのです。
二重三重に意味が強調される。似たような意味のカードがダメ押しで出てくる。

そうすると研究者たちは、この絵に描かれているのはこういう意味ではないか!?
とか、こう解釈するのが正しいのではないか、と議論し、論文として発表します。

それが絶対正解というわけでなく、あくまでも一つの解釈として
一応それが多くの人に認められている説として、固定化されていきます。

ですが、たまに天才的な解釈をする人がいて、マンネリ化した解釈を
とても斬新なセオリーで新たな解釈を唱える人も出てきて、アカデミズムはざわつきます。

そうなると、新旧2つの説が出てきて、これも面白い、しかしこれも一理ある。
といった具合に、様々な解釈が出てくることでその絵を多角的に分析できます。

絵で読むことに慣れると、限定的な言葉よりもより豊かに解釈できますね。
タロットも同じです。





*編集後記 ~卒業研究に着手しました


てんびん座満月のメルマガで、卒業研究に着手許可が下りた話をしましが、
いよいよテーマと概要を発表し、調査したり取材した内容を
文章にまとめる段階へと入りました。

もちろん、二転三転しますが。

調べれば調べるほど疑問や矛盾点が見つかり、どうすんのこれ?と
ドツボにはまり、また評価軸を練り直す日々。

どの視点で論じるのか、それすら決まらないこともあります。
それでも、もがき苦しみながらこれまでの集大成として自己ベストを尽くす。

7月下旬に、卒業研究を提出すれば、あとは運を天に任せるだけ。

早く卒研から解放されて、秋からは本格的に仕事に復帰したいです。
放置していたYouTubeもテコ入れしないとな・・・

ラストスパート、頑張ります。

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