こんにちは。香りと星のコンシェルジュ、橘ミラノです。
いまだによく質問されるのが、「なぜ占星術とアロマセラピーを組み合わせようと思ったのですか?」
とか「アロマセラピーと占星術を組み合わせるってどういう感じなの?」と聞かれます。
これは、新発想のものではなく、昔からあったものを復活させただけなんです。
今はいわゆる西洋医学というものが発達していますが、正式に言うと近代西洋医学とでも言うのでしょうか。
それに対して、古典西洋医学というものが昔は権威の頂点でした。17世紀頃です。
そこには、キリスト教思想や教会の制約(弾圧とでもいうのかな)、今では迷信と言われているようなびっくりするような治療方法がまかり通っていたり、
非科学的な魔術などで病気が治ると本気で信じられていた時代でした。
古典西洋医学では、天体の動きを見て体の不調の原因を探ったり、天体に対応したハーブを調合して病気を治療していました。
なので、医者はイコール天文学者で、占星術師でもあったのです。
そんな中、時代はどんどん進歩し病気の原因も科学的に分かるようになり、近代西洋医学が発展しました。
なので、昔のように星の動きを見る必要がなくなったのです。
こうして医学と天文学はそれぞれ“科学”として発達し、占星術は天文学からも分離し
非科学的なものとしてスピリチュアルや占いの方へとジャンル分けされていきました。
ですが、最近になってまた昔の考え方が見直され、もちろん星を見て病気を治すということはしませんが
自然療法や代替療法が見直されてきている今、人間も自然の一部の存在なのだという観点からすると
自然(=地球)を包括する宇宙の法則に沿って運行している惑星のエネルギーを受けた植物のエッセンスが
地上にいる私たち人間の行動や性格、事の起こりに影響を与えるのではないか、と考えるのはごく自然なことではないでしょうか。
植物は、自分で移動することはできないので太陽や月の影響をとても受けている存在です。
太陽や月だけではなく、実はその他の惑星、たとえば水星や金星、火星といった天体からも影響を受けています。
その証拠に、たとえば金星の象徴的植物であるバラの花は5枚の花弁を持っており、
支配星である金星の軌道は5角形を描いて公転しています。
その軌道は、金星と地球がもっとも接近したポイントをつなぐと、まるでバラの花のような形になるのです。
よって、バラは金星という惑星意識を持った植物ということになり
金星が象徴する「女性性」が不足している。と思われる女性に対して使うと内なる女性性が目覚める。
と言われています。
女性性が不足している(またはうまく使いこなせていない)かどうかは、その人のホロスコープ(出生図)に表れます。
こうしてその人の出生図を見て、不足しているエネルギーや逆に過剰な性質を鎮めるような植物のエッセンシャルオイルをトリートメントに用いると
心が変わり、行動が変わり、人生が変わっていきます。
現代では治療はもちろんできませんので、その代わり意識レベルでの変容をもたらすオイルを使って、その方の人生を良い方向へ導いてゆくことは可能です。
占星術もアロマも、占い師やセラピストに依存するのでははく、自分で自分の人生を切り開いてほしい。
運命を能動的に動かしてその人が望む方向に変えてほしい。
そのお手伝いができたらと思ってはじめました。