少し間が空いてしまいました。新しい講座の準備でブログが書けません。
新しい講座とは、タロット講座とはじめての占星術入門です。
どちらも基礎の基礎、これからはじめて習うといった方向けの講座です。
そんな時、あらためて基礎力の大切さについて考えさせられます。
人はつい、高度な技とか目新しい知識を学びたがるものですが
それは小手先のテクニックであって、意外と基礎ができていない場合が多い。
特に日本の教育、受験勉強はマークシート方式や選択式が多くなり
記述式の、自分の言葉で考えて述べる。という練習が不足しています。
そのせいか、頭では何となく理解したつもりの事であっても
じゃあそれを説明して、とか発表してください。というと
言葉に詰まってしまう方が多いのも事実です。
基礎力がしっかりしていないと、いくら講座ジプシーをしても一緒です。
私のネイタルチャートは、基礎力をあらわす3ハウスに木星があるので
基礎力を鍛えることをとても大事にします。
木星はアセンダントのルーラーですから、重要なんですよ。
基礎を習ったら、あとは繰り返し繰り返し練習するのみ!!!
ロザンの宇治原さんも塾へ行かずに京大に現役合格されましたが
同じようなことをおっしゃっていました。
「とにかく基礎だけは絶対に間違えないようにすること。」
難しい問題で高得点を狙うよりも、揺るぎない基礎力を鍛える。
おうし座に天体が多い宇治原さんらしい考え方ですね。
基礎練習って、はっきり言ってつまらないです。
部活でも、1年生は毎日ランニングと玉ひろいばかり。
私はバレーボール部でしたが、練習と言っても最初の頃は
体力づくりとサーブレシーブ練習ばかりでした。
早く試合に出たいな~、アタック打ちたいな~、の毎日。
でも、なかなかやらせてもらえませんでした。
それは意地悪とか古い慣習とか変な伝統ではなく、
基礎力が出来上がってからでないと使い物にならない。
ということがコーチは分かっていたからだと思います。
勉強もスポーツも一緒だと思います。楽器の演奏なども。
毎日毎日コツコツと基本的な練習を繰り返すのみ。
いきなり華麗で高度な技はできませんし、できたとしてもマグレです。
偶然に振り回されることなく、安定した実力を発揮するためには
揺るぎない基礎を作る。これしかありませんね。
偉そうなこと言ってしまいましたが、占星術でもそうです。
いろんな技法がありますが、まずはネイタルチャートをきちんと読めること。
そして、プログレス、トランジットも合わせて読める力をつける。
それができて初めてアストロマップとか、リロケーションとか
イレクショナルとか、高度な技を使いこなせるのだと思います。
私もまだまだですけどね!一生勉強は続きます。
とにかく基礎の反復練習。変に新しい知識を入れないこと。
ネチネチと反芻し、ひつこく繰り返すこと。
そんな基礎力を鍛えるような勉強法をおすすめしています。
・・・と言いつつ、どんどん新しい講座をリリースする私。(笑)
「はじめての西洋占星術入門」では、まさに入門編ですし
「タロット講座」も、単にカードの意味を丸暗記するのではなく
バックボーンにあるカバラの生命の樹からお伝えします。
あまりにも深淵なので、すべてを理解するのは無理かもしれませんが
へーそうなのか、ぐらいに思っていただければOKです。
意味はよく分からなくても、そういう背景があるんだ、と
いうことを知っているだけでもその後違ってきますから。
リリースは予定では今月中。8月には形にしたいと思っています。
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