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- ミライノミラノ -

夫婦の相性

さて、ここのところ続いた相談が「結婚・パートナーシップ」について。

平たく「この人との相性はどうですか?」という感じで聞かれます。

相性が良い。悪い。といういい方はあまり好きではないのですが

良い相性 というのは相手の木星や太陽がイージーな角度で支えているとか

太陽と月どうしがいい角度で絡んでいるとか、他の天体もアスペクトを形成している。

またお互いのアセンダント/ディセンダントに太陽か月が乗っかっているのも重要です。

もしくは結婚においては単に相性が良い・悪いではなく、ご縁の強さという意味で

土星や冥王星といった強制力のある天体がしっかり押さえている場合も

強力な接着剤でくっつけられている相手ですから、簡単には離れられない相手です。

恋愛は金星と火星で見ますが、太陽と月の重みには勝てません。

金星は恋愛観をあらわし、火星は性的なものをあらわします。

恋のトキメキや性的な関係って、ある一定の年齢までですよね?

だから長い目で見ると、結婚となるとお互いの人生観がとても大事になります。

なんやかんや言って太陽と月はその人の中心であり、根幹の部分ですから。

人生のパートナーとして長年連れ添い、子供が出来たりなんかしたら

子供にもホロスコープって”遺伝”する傾向にあります。

天体のパターンが家系に遺伝するという話はまたの機会に。

なので、パッと見た時に「恋愛というプロセスはすっ飛ばして結婚しちゃいなさい」

とアドバイスすることもあります。(笑)

最近話題になった山本耕史さんと堀北真希さんの「交際ゼロ日婚」ですね。

彼との恋愛関係でグダグダ何年も悩んでいて私のところに相談に来られるのですが、

恋愛ではうまく分かりあえないかもしれないけど、結婚となれば別。

何故なら、太陽と月というのは長年一緒に暮らしているとお互いに投影しあうのです。

投影???どういうこと???といいますと

太陽は夫。月は妻。そして太陽は父親。月は母親。

それぞれの人物像をあらわします。

これが成長段階において、自分が子供の頃は太陽は父親、月は母親の状態をあらわし

大人になって結婚すると、夫婦の時は太陽は夫、月は妻としての自分をあらわします。

そしてさらに女性にとっては、月というのは自分が生んだ子供の姿でもあります。

段々だんだん役割や人物像が変化していくんです。

その点、金星火星は若い男女のままですから、発展性がありません。

いつまでも恋人同士のまま、ってわけにはいきませんよね。夫婦や家族になると。

で、役割と人物像が男女によって、あるいは年齢域によって変化するということは

逆の見方をすると相手(夫や妻)からあなたを見た時は

相手の太陽が夫像または父親像、月が妻像または母親像になりますから

お互いが自分の太陽と月を交換しあう形で反応してきます。

ひとつ屋根の下に暮らしている、同じ釜の飯を食べているとこうなるのです。

それが結婚相手というか、人生の伴侶のイメージです。

ここが違和感あると、いくら恋愛時代は楽しくて好きで仕方なかったとしても

結婚した途端 なーんか急にそっぽ向いたり、バラバラになる。

恋愛してた頃との落差が激しすぎて寂しいですよね。

で、結婚の場合。あなたの太陽と月は何座のどのあたりにありますか。

そして意中の彼の太陽と月は?

月は生まれた時間が分からなければ正確には出せませんので、

場合によってはサインをまたぐことがあります。

なのでおとめ座かてんびん座か?かに座かしし座か??みたいになりがちですが、

雰囲気とか性格を考慮して**座かな、と仮定してみていきましょう。

まずはそれらから夫婦像をイメージしていきます。

我が家の場合ですが、籍を入れていない事実婚ですが夫婦とみなします。

宇宙からしたら人間界の法律や制度なんてどうでもいいですからね。

で、彼の太陽はおとめ座、月はふたご座。

生まれた時間はだいたいですが判明しています。

彼は月が1日中ふたご座にある日に生まれたので、月のサインに変わりありません。

対して私の太陽はおうし座、月はおひつじ座。

ここで何をどう見るかというと、お互いの太陽と月の関係性。

おとめ座の太陽とおうし座の太陽は、同じ土の元素同士ですから馴染みます。

太陽は人生の目的やメインテーマですから、方向性が一緒ってことですね。

月はふたご座とおひつじ座で元素的には60度の関係なので、これも違和感ありません。

実際には天体の角度が大事なので、いくらおとめとおうしが同じ土だからといって

初めの方にあるのか終わりの方にあるのかでだいぶ違ってきますが

大筋合意 っていう意味ではざっくりと資質が合うので問題ありません。

そうなるとどうでしょうか。イメージつきますか?

彼が描く妻像は、月がふたご座ですから人とのコミュニケーションとか勉強が好きで

近所をあちこちうろつく、ちょっと落ち着きのない妻。(笑)

まさに私の普段の姿です。

あとふたご座には”若い”という意味もありますので、若い妻。

私は41歳なので決して若くはないですが、彼から見たら15歳年下なので一応若いです。

そして私が描く、自分が妻になった想像図は、おひつじ座で3ハウス。

3ハウスはふたご座の元々の位置でもあるので、彼から見た妻像と、

自分が元々持っている将来妻になった自分像に違和感がありません。

そして自分が妻になった姿をあらわすおひつじ座の月は

ふたご座と60度の関係なので共通点がたくさんあります。

好奇心旺盛、飽きっぽい、落ち着きがない etc・・・

私自身が描く妻像と、彼が描く妻像に違和感がありません。

で、私が描く夫像は、太陽おうし座なのでのほほ~んとしているけど堅実な人。

太陽は6ハウスなので、6ハウスはおとめ座の元々の居場所ですから

おとめ座的な、奉仕してくれる夫ということになります。

彼は個人天体がおとめ座の固まりですから、まさにおとめ座=6ハウス的な夫ですねーという感じ。

もちろん太陽もおとめ座なので、彼が自分で描く夫になった姿とギャップがありません。

こんな風に、お互いの夫&妻像に親和性と共通点が多く、

違和感がない。というのが夫婦の相性としてとても大事になってきます。

天体とハウス、サインの連動性があるかないか。ですね。

あとうちの場合は他にも決定的ポイントが多数あって、それはまた今度書きますが

恋愛より結婚とか生活共同体、人生のパートナー向きの相性と言えます。

なので無理しなくても続くんですね。

家族になる ってそういう感じです。

以前から何度も言っていますが、恋愛の相性と結婚の相性は全然違います。

今は恋愛⇒結婚が普通で、それがみんなの憧れとなっていますが

恋愛の延長で結婚してしまったら、こんなはずじゃなかった・・・と後悔するのは

人生の伴侶としての決定的な星の配置を押さえていなかったのかもしれません。

その解決法は、**か○○しかないのですけど。。。

あっ でも決して恋愛結婚を否定しているのではありませんよ。

最初のきっかけは誰しも恋愛からなのですから。

出会いの(お付き合いする)きっかけ、接点として恋愛は重要ですよ。

ただ、結婚に関しては出会いのきっかけは何であれ、

その後固定化させることが肝心なのです。

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