4月18日の土星に引き続き、今日から冥王星も逆行開始。
これで3月から逆行している木星と合わせて大型の3天体が逆行しています。
毎年の事ですが、4月頃は天体の逆行が多くなる時期。
個人天体である水星、金星、火星に比べると
いまいち実感が湧きにくいかもしれませんが、その星が示すテーマにおいては
滞りや再検討、見直しなどが個人に対しても起こってくるでしょう。
木星はモラル、道徳、肯定感、名誉、拡大、発展、公にする、など。
土星は努力、困難、堅実さ、社会構造、既存システム、固定化、安定化しているもの、こと、人など。
冥王星は心の奥深い感情、トラウマ、嫌な事、目を背けたい事、過去に蓋をした出来事など。
既に逆行しているさそり座の木星の影響で、セクハラ問題が噴出。
さらに土星と冥王星が逆行し始めたので、この流れは加速します。
土星の逆行によって社会構造や組織における見直し、再構築が進み
冥王星の逆行によって過去に泣き寝入りし、忌まわしい記憶に蓋をしてきた被害者たちが
それにしっかりと目を向けて、痛みは伴いますが清算し、浄化する。
あ、冥王星って浄化するっていう役割もあるんですよ。
決して怖いとか、嫌な天体ではありません。
そこに向き合う勇気と覚悟が無ければ、ただの恐ろしい天体ですが。
晴れ晴れと、ピュアな自分に生まれ変わることができます。
土星も冥王星も（木星もですが）大きな天体で
社会、権力ととても関連しますから、今の日本のお偉さん方
権力を持ったおじさん達にとっては戦々恐々とした時期となりますね。
今までのやり方が通用しない。過去を暴かれる。地位を失う。
隠そうとすればするほど墓穴が大きく、深くなりそうです。
私たち個人においても、何も安心できることではなく
秘密や過去の傷、ずっと怠ってきた努力するべき点において
露呈したり、問題を突き付けられたリ、向き合わざるを得ない状況になりやすいでしょう。
何も起きない人もいらっしゃいます。その方たちはラッキーなのか？というと
私はそうではない。と思っています。
今回の逆行には影響を受けない、というだけで
いつか必ず「落とし前」をつけないといけない時期がやってくるのですから。
遅かれ早かれということであれば、早い方が傷が浅いでしょう。
雪だるま式に大きく膨れ上がった「負債」は、解消するのが大変です。
取り戻せるうちに着手しておいた方が良いと思います。
今の世の中の動きに乗じて自分も行動するって大事ですよ。
木星のあるさそり座も、土星と冥王星のあるやぎ座も
どちらも集団性をあらわすサインなので、単独行動よりも
みんなで団結して、多くの人の力で、あるいはたった一人でもいいから
自分だけを信じてくれる人を支えにして戦うと、
不可能を可能にすることが出来るかもしれません。
やぎ座もさそり座も、不屈の精神、目的を達成するまで
絶対に諦めないという良さがありますから。
簡単にはいかないかもしれませんが、決してひるまずに
地道にコツコツ、長期戦で、水面下でゴソゴソ動く。
こうしてこれらの天体が順行に戻る7月～10月あたりには
自分を阻害する要因となっているトラウマやネックを解消し
伸び伸びと、スムーズに動けるようになっていたいですね。
加えて、今年は行動の星・火星も逆行します。
6月末～8月末の真夏の火星逆行。ここでいろんな物事が停滞しますが
それにも負けず、やり続けた人には秋の実りを手にするでしょう。
なんてったって発展と拡大のラッキースター（？）木星が
本来の座であるいて座に入宮しますから！
成長する人はものすごい勢いで伸びます。ビューン！と。
飛躍できない原因となっている自分の問題、身近な人の問題を
ここで解決しておくと、ジャンプできそうです。
特に心の問題とか、相手の情が絡んでかわいそうで動けないとか
本心は次へ行きたいのにこれまで一心同体だった相手を切り捨てられない。
そして相手も自分にすがりついてくる。置いていかないで～～
見捨てないで～～あなたがいなくなったら私生きていけない。
捨てたら一生恨みます。なんて凄まれるかもしれませんが、
木星がさそり座のいちばんきついゾーンを抜けると
フッと解放されるかもしれません。
私も、次への飛躍を目指して痛みと向き合い、ジャンプの助走を始めています。
自分も傷つく、相手も傷つく。だけど、今のままでは未来が無い。
新しい世界を切り開くためには避けられない葛藤です。