トピックス
(1)重要な星の動き・さそり座満月
(2)紫微斗数覚書・(7)天府(てんぷ)星について
(3)編集後記・万博へ行ってきました
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こんにちは。香りと星のコンシェルジュ、橘ミラノです。
2025年5月13日(火)1:55 a.m.頃、さそり座23度で満月です。
満月のサビアンシンボルは「妖精に変容するウサギ」
かわいらしいイメージのウサギは、実は生殖衝動の象徴です。
アメリカの成人向け雑誌、プレイボーイのロゴマークがそれを物語っています。
荒々しい欲望が、文化的で洗練されたものへと昇華される度数。
満月は8ハウス、太陽のすぐ隣に改革の星・天王星があります。
サビアンシンボルにも「変容」とあるように、生きるための本能や
誰もが求める豊かさを、ワンランク上の目線で意識改革をするでしょう。
たとえば、収入アップしたい!というベタな欲望があったとして、
稼ぐぞ!ではなく社会貢献のために、とより高尚な目的にもっていくことで
おのずと願いが叶っている、といった感じ。
発想の転換を促される時期でもあるでしょう。
今までやってきたことがどうもうまくいかない。結果が出ないとお悩みの方は
頑張りどころはそこじゃないよ~、もっとスマートで洗練されたやり方で取り組むと
軽々クリアできるのでは、と課題を突き付けてきます。
天邪鬼な天王星でもあるので、推してダメなら引いてみろ、の精神。
真逆の手法が功を奏するかもしれません。
満月図のアセンダントはうお座、支配星の海王星はおひつじ座に移動したばかりですが
1ハウスにあり、副支配星の木星はICにあります。
やはり自分自身の在り方と立ち位置が重要になる満月。
仕事においても、自分は今何年目?どういう状況?次はどこへ向かうべき?
と見つめ直すタイミング。
ただ目の前のことにボーっと(無我夢中で、も込めて)取り組んでいるだけでは
自分の欲望にしがみついているだけになるので、一旦そこから離れて
俯瞰してみたときに、なんかガツガツしてない?相手は引いていない?
と問いただしてみると良いでしょう。
ハッとした人、多いのではないでしょうか。
そういえば私、周りが見えなくなっていた。相手の気持ちを想像していなかった。
などと思い当たる節があれば、改革していきましょう。
さそり座は水のサインなので、結局人が動くのは感情だ。
ということにも気付かせてくれます。
心理学を巧みに応用する、というとちょっと怖く感じるかもしれませんが、
要は行動の源になっているものは感情です。
気持ちが動かないと人は行動に出ません。頭で分かっていてもダメなのです。
思考を司る水星が、深層心理の冥王星とスクエアなのでより顕著に出るでしょう。
相手を論破するより、気持ちに寄り添って共感してあげた方がうまくいきます。
月はうお座の土星とトラインなので、信頼関係のベースにあるのは相手への思いやりです。
こちら側の利益や都合ばかり追い求めるのではなく、誰かのために、というのが
心を開き、強い絆で結ばれるでしょう。
海王星は、しし座の火星とトライン。
夢と理想に向かってグングン進む力となります。
気持ちが乗っかれば、勢いよく進展するでしょう。
仕事も、婚活も、家族問題もすべて相手の行動を促すには、相手の心理を突く。
それにはテクニックよりも、愛が必要です。
愛です、愛。
*紫微斗数覚書 ~(7)天府(てんぷ)星について
いよいよ天府系統の解説に入ります!
これまでの紫微系統に対して、こちらは天府系統といって
天府星を王様とするグループ。
天府系の筆頭は、やはり天府(てんぷ)星。例えて言うなら2人目の王様です。
1人目は?そうです、紫微星ですよ。天府も同格の兄弟星で、財産や不動産と関わります。
天府はゆったり穏やか、安定、温厚で寛大。王様なので強いけど攻撃性はありません。
そして府=倉庫の庫なので、財政運をあらわします。金運が安定するって素敵♪
天府は西洋占星術でいうところの木星に近いイメージです。
これが命宮(アセンダントに相当する部分)にあると、30歳以降太りやすくなる傾向が。
ただし、この星が入っている人は多少ふっくらしている方が運勢が良く、特にお金が入りやすい。
紫微斗数では、命宮に入る星によって外見(体型)や性格が決まってくるそうで、
あまりそれから外れると本来持っているはずの良い面を出せないのだとか。
なのでダイエットしない方が運が良い人がいるので、注意が必要ですね。
天府星は木星に似ているので、性格的にも悪く出るとおおざっぱで楽な方に流されやすい。
多芸多才なのですが器用貧乏になりやすく、どちらかというとゼネラリスト。
王様の星なので、自分が動くというよりも他者をコントロールして統率する立場になりやすく、
プロデュースしたり人の才能を見抜く能力があります。
目上の人からの引き立て運もあり(これも木星っぽい!)、良くも悪くも保守的なので
何かを極めて尖った生き方を目指すより、広く浅く一般的に受け入れられやすい人を
目指した方が、衣食住に困らないようです。
前回のメルマガでご紹介した廉貞とはある意味真逆ですね。
天府の人は、ちょっとズボラなのでハードワークが苦手なようです。
次回は、繊細なアーティスト気質のお月様!太陰星です。
お楽しみに~☆
*編集後記 ~万博へ行ってきました
前回予告していた万博、ついに行ってきました!
めっちゃ、楽しかった♪
人気パビリオンの予約が全然取れなくて、マップも持たずほぼノープランでしたが
それなりに楽しめました。
何が良かったって、やはり世界の縮図だな~、と。
お国柄が出ている。万博って国の威信をかけるものなのに、
めっちゃ気合が入っている国とそうでない国、もっと言うと
お金がある国とそうでない国、お金があってもセンスが・・・なところなど、
本当に海外旅行をしている気分になれました。
自国の最高のプレゼン舞台なのに、え?フリマですか??みたいなブースや
建物が豪華な割には中身が薄っぺらい展示で5分で出てくるところもあれば、
博物館並みに充実していてじっくり小一時間は滞在したいところなど、様々。
工期の遅れなど、日本では絶対にあり得ないというか許されない状況なのに、
他国では全然平気、インドみたいに悠々と「我々には我々の時間軸がある」と
言い切っちゃうところなど(ちなみにインド館は完成していました)
本当に国によって考え方が違うのだな、と身に沁みました。
しかし中国はすごいよ。はっきり言って日本は負けているよ。遅れています。
とっくに追い越されたと実感しましたね。いや~~すごかった!未来を感じた!!
最大の目玉であるイタリア館、ようやく8月に予約が取れました。
まだまだ他にも見たい展示がたくさんあるので、本当に夏パス買うかも。
皆さんもぜひ万博に行かれてみてくださいね!おすすめです☆