何度もおさらいしますが、恋愛と結婚は別モノとして考えます。
まれに一致している方もおられますが、普通は異なる性質を持ち合わせています。
恋愛は金星と火星、結婚は太陽と月で見ます。
女性のホロスコープでは、金星は自分の恋愛観と女性としての理想像を示し、
火星は理想の男性像をあらわします。好きなタイプともいえます。
男性のホロスコープでは、金星は理想の女性像であり恋愛観、
火星は女性をゲットするための行動の仕方(性的な意味も含めて)、
そして男としての自分の理想像です。
ここで問題なのが、自分のキャラじゃない金星や火星を演じること。
たとえば簡単にならホロスコープを自分で読める女性が、相手の男性の金星を調べたとき
意中の彼の好みのタイプは自分の金星と異なる性質だった場合、
彼の理想に合わせようと無理して演じることです。
あなたの金星がアクティブな射手座にあるとして、彼の金星が繊細なうお座だった場合。
本来のあなたはスポーツや読書が好きで、ファッションもデニムとかパンツスタイルが多く
髪型もショートかセミロングくらいでポニーテールだとしたら
彼の好みの女性はフリルやレースが似合って女の子らしくてロングのウェービーヘアで、
性格もロマンチストで動物とか植物とか病人とかすべての弱いものに対して優しくて、
感受性が鋭く、スピなことや芸術を理解できる女の子が好みなのね!
と本に書いてあったなら、じゃあ私もそんな女の子になるわ~~~
とマニュアル通りにキャラを変えても、うまくいきません。
相手がすぐに見抜いてしまう場合もありますが、たいていは自滅型です。
もう無理!と自分から演じることを放棄する。
どこか自分じゃないみたい。と自分で自分に疑問を持つようになり、続かなくなります。
やはり自分らしさを出す って大事なんですよ。
「私は金星がやぎ座だから、真面目でお堅い女の子像なんて嫌だわ」とか、
「私は金星がみずがめ座だから、クールで中性的で変わった子だと見られるなんて残念」とか、
決してがっかりする必要はないのですよ。
そういう女性が好き。という男性が必ずいますから!!!
これは男性も同様です。
男たるもの、火星がナヨナヨしてそうなおとめ座や、大人しそうなかに座にあるなんて!
もっと男らしい火のサインとか、ふたご座とかさそり座に欲しかった~~
なんて嘆いても意味ないです。荒々しい男性が苦手な女性も結構いるんですよ。
このように、自分の金星や火星がどのサインにあるかを知り、意識するだけで
ないものねだりではない、自分だけの魅力を開花させることができます。
むしろ現代では、ありきたりのストレートな男性像 / 女性像よりも
ちょっと一味違った、意外性のあるキャラクターの方がモテる場合もあるんですよ。
いわゆる ギャップ萌えってやつです。
私は金星がおひつじ座にあるのですが、その配置は「戦闘服を着たアフロディーテ」とか
「スポーツウエアを着たヴィーナス」などと喩えられます。
本来の愛と美の女神の衣装は、たとえて言うなら優雅なシルクのドレス。
でも、戦闘服やスポーツウエアを着た女神の方がむしろ好き。という男性は
意外にも多いのですよ。あまりにも女っぽさ全開だと、近寄りがたいと言います。
だから愛と美の女神は必ずしも女らしい服装をしているのがいちばんというわけではないのです。
もっと自分の金星に自信を持ってください!
金星や火星が本来の姿を発揮しにくいといわれているサインに位置している人
(占星術用語ではフォール/衰退や、デトリメント/放浪と呼ばれる配置です)
であっても残念に思わず、独特の持ち味を生かして他にはないキャラを立ててくださいね。
中身と外見が一致しすぎていて分かりやすいキャラは面白みがないですよ~
工夫次第でハンディをプラスに持っていくことも可能ですから
自分らしさを押し殺さないでくださいね。
必ず、あなた本来の金星や火星を愛してくれる異性が現れます!
自分の天体の性質をそのままさらけ出してさえいれば。ですよ。
もしあなたの金星や火星が本来の実力を発揮しやすい配置にあるにもかかわらず
うまく使いこなせていないとするならば、何らかの障害というか
それを抑圧している存在があるはずです。
それはたいがい 土星以遠の天体からのハードアスペクトが原因だったりするのですが
個々のホロスコープを拝見しないことには一概には言えませんが
恵まれた環境であるからこそスイッチが入る機会がないこともありますので
惑星の品位が良すぎてもあまりよろしくない。という複雑な現象が起きます。
大切なのは、そこに意識を持つことです。
そのきっかけとして、惑星ブレンドアロマオイルを個別にお作りしています。
細胞レベルで惑星意識が目覚めてくれることを祈りながら。
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