9月26日、28日、29日と3日間、アロマハンドマッサージ講習でした。
とある介護施設様にて、職員様向けにアロマオイルを使ってのハンドマッサージをお教えしました。
施設長さんいわく、職員さん全員に習得してもらいたい。とのこと。
そうした取り組みが、よりよい介護環境を提供しています。ということにもつながる。
ハンドマッサージ、簡単そうで実は難しい。
でも、肝心なのは手順とかではなく、タッチセラピーという「ふれあい」。
皆さん必死でマッサージのやり方を覚えようとなさるのですが、順番はさほど大事ではなく
手と手が触れ合うことにより安心感や信頼感を持っていただきながら、会話をする。
タッチすることによって、相手とのコミュニケーションが深まります。
アロマハンドマッサージを行うと、香りに癒されながら親密さが増し、
心がほぐれて優しい気持ちになれます。
おまけに、ホホバオイルが皮膚に浸透し、カサカサしわしわだった肌も潤いを取り戻す。
高齢者の方の手って、乾燥して筋肉も少なく、皮膚にハリもありませんから
あまり強くやると骨ももろくなっていて危ないので、マッサージすることよりも
皮膚にオイルをすりこみながらお話をする。という方が良いかもしれません。
私はつい、しっかり筋肉をとらえて老廃物を心臓に向かって流しましょーーーーー
とがんばってしまうのですが、お肌ぴちぴちの若い女性たち相手ではないので
そこは変えないといけませんね。しっかりほぐすことが目的ではない。
実演がメインの講座なので、手はオイルまみれ。写真なんて撮れません。
お得意のビデオ撮影で、職員様たちがあとから復習できるようにマニュアルを残しました。
これを観て皆さんで日々、練習していただけると嬉しいです。
なかなかお忙しいからハンドマッサージの時間なんて作れないかもしれませんが、
マッサージする側も癒されてお肌しっとりしますから、何とか実践していただきたいものです。
アロマオイルの精油ブレンドは、シンプルに2種類までがいいかな。
1種類だけだと飽きるし、かといって複雑なのも面倒。
夜、入浴後に行うと効果的ですから、眠れる系のリラックスブレンドがおすすめです。
いろんな禁忌があるけど、ラベンダー&オレンジなんて無難じゃないかしら。
今回の講習ではオレンジ&プチグレンにしましたが。とても好評でしたよ。
ただ、プチグレンはマイナーな方の部類なので、その後の使い勝手がありません。
結構強い香りなので、掃除とかディフューザーで焚くには不向きなんですよね。
なので、多目的に考えてラベンダーとオレンジあたりが持っていて損はない精油だと思います。
皮膚にハリを与えて禁忌も少ないフランキンセンスもおすすめですが、やや高価なのがネック。
ゼラニウムとか、ラヴィンサラも上げもせず下げもせず良いと思います。
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